
復縁したその先に待っていたもの
■また戻れると思った
2度目の復縁は、とても自然に始まりました。
「今から温泉に行くけど、一緒に行く?」
彼のその一言に、私は迷いなく頷きました。
あのときの気持ちは、ただ一つ。
――嬉しい。
そして、心の中でこう思っていました。
「また、前みたいな2人に戻れる」
それが当たり前だと、疑いもしませんでした。
■元彼が忘れられなかった
別れてから5ヶ月。
私は、元彼のことを忘れられませんでした。
だからこそ、以前と変わらない口調が、
ただただ嬉しかったのです。
それはまるで、
「関係は壊れていなかった」
「私たちは特別な存在なんだ」
そう思わせてくれるものでした。
私は“現実”を見るのではなく、
“あの頃の感情”を信じてしまったのです。
■楽しいだけで満足していた
温泉で過ごす時間は、穏やかで自然で、
まるで昔に戻ったようでした。
笑って、食事をして、並んで歩く。
その一つ一つが懐かしくて、愛おしくて――
私は心の中で確信していました。
「やっぱり私たちは大丈夫」
でも、今なら分かります。
あのとき楽しかったのは、“2人の時間”であって、
“問題が解決した証拠”ではなかったのです。
別れた理由について話し合うこともなく、
何が原因だったのか深く向き合うこともなく、
私たちはただ、感情だけで
元に戻ってしまいました。
■復縁は錯覚をくれる
復縁は、優しい錯覚を与えてくれます。
「また前みたいに戻れる」
「今度こそ大丈夫」
そう思わせてくれるからです。
でも――
変わらないまま戻れば、
未来もまた同じ結末になります。
あのときの私は、
愛されていた過去に
しがみついていたかっただけでした。
けれど恋愛は、感情だけでは続きません。
復縁で本当に必要なのは、
「現実と向き合う勇気」
だと今では思えています。
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