
ラインでのやり取りで、私たちは気持ちを伝え合いました。
■はじめに
29歳差。
世間から見れば、
「きっと長くは続かない」と
思われるような関係だったのかもしれません。
それでも私は、
Kさんと出会ってからの時間を、
とても大切に感じていました。
「ペアーズ」で金曜日にマッチングし、
翌日に初デート。
喫茶店で向かい合った彼は、
自分の将来設計について
熱心に語ってくれました。
その真っすぐな姿勢に、
私は自然と惹かれていったのです。
毎晩のLINEのやり取りも、
短いけれど温かいものでした。
そして火曜日には、
彼から突然「会いたい」と連絡が入り、
二度目のデートをすることになりました。
私はいつも、彼の気持ちを
受け止めながら
関係を育んでいきたいと思っていました。
■突然訪れた「関係解消」
ところが先日、彼から
関係を解消したいという連絡が届きました。
あまりにも突然のことで、
正直、心が追いつきませんでした。
彼は、二人で手をつないで
歩いている姿を職場の人に
見られたことを気にしていました。
けれど、それだけではなかったと思います。
仕事の忙しさや将来への不安、
さまざまなプレッシャーが重なり、
彼自身が心身ともに
大きな負担を抱えていたのです。
今は恋愛よりも、
自分自身の生活や仕事を
立て直すことを優先しなければならない。
そんな状況の中で出した
結論だったのだと思います。
■彼が見せた、
不器用な誠実さ
彼は混乱する気持ちの中でも、
これからの人生について
真剣に考えていました。
仕事のこと。
将来のこと。
そして29歳という年齢差のこと。
簡単に投げ出したわけではなく、
苦しみながら答えを
出そうとしていたのだと思います。
私は彼からのLINEを読みながら、
初めて思いが溢れてきました。
「ああ、私はこの人のことが好きなんだ」。
もちろん、別れたくありませんでした。
それでも今は、
一度距離をとって気持ちを整理することが
彼には必要なことだと思い、
私は彼の気持ちを受け止めることにしました。

今はそれぞれの生活を大切にしながら、前を向いて歩いて行きます。
■今はそれぞれの時間を生きる
彼は「いつになったら、
連絡ができるかわからない」
と言っていました。
またやり取りの中で、
「美佐子さんに良いご縁があったら、
そちらを優先してね」
と言いました。
私は、その言葉に
彼の優しさを感じました。
けれど不思議なことに、
私の中には「婚活を続けよう」
という気持ちがありません。
関係が終わったというより、
今は立ち止まっているだけの
ように感じるからです。
だから私は、
自分の生活を大切にしながら、
穏やかに毎日を
過ごしていこうと思っています。
■いつかまた、
笑顔で会えるその日まで
もし、いつかまた笑顔で
会える日が来たなら──
その時は、今より少し成長した
二人として向き合えたらいいなと思います。
彼はあるとき言っていました。
「二人のことは、周囲に
理解されるように頑張っていこう」。
彼の心にゆとりが生まれ、
あらたにまた前を向く日が
来ることを願って…。
未来がどうなるかは分かりません。
でも今は、彼の幸せを願いながら、
自分自身の人生も
大切に歩いていこうと思っています。
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